令和7年8月26日、27日で
『ふくしぷち講座~車いす編~』を開講しました!
”ふくし”について考える第一歩となる講座として、令和6年度より開講し始めました。
令和6年度は「聴覚障害理解と手話」ということで開講し、
今年度は、車いすユーザーの生活について講師よりお話を聞いたり、
実際に車いすに乗って体験をする時間を設けたり、
「差別解消法」「合理的配慮の提供」についてを”ぷち”と学ぶ講座を行いました。
講師には、特定非営利活動法人チャレンジド(愛知県美浜町)の
津江様、神谷様をお招きし、お話していただきました。
神谷様からは、実際の車いすでの生活や、災害時の備え、
車いすで被災することについての不安などもお聞きすることができました。
また、実際に体験した「合理的配慮の提供」の事例についてわかりやすくお話していただき、
参加者からは「とてもわかりやすかった」「楽しく話を聞くことができた」との感想が出ていました。
講義のあとは、実際に車いすに乗る体験や操作してみる体験を実施しました。
「車いす、初めて触った!」「そもそも開き方がわからない…」「意外と他人に押されると怖い」
などの声があがっていました。
車いすに乗って、段差を越える体験や扉を開けてみる体験、神谷講師の使っている電動車いすに
乗ってみる体験もしてみました!!
実際にバリアを感じることで「どうしたら生活しやすくなるだろう?」
「車いすを使う人が便利ということは誰しもが便利になるのではないか?」ということを考えていただく機会となりました。
最後には、質問などざっくばらんに話の出来る時間を設け、
「自分のお店には入口に段差があり、押しドアだが、どうしたら車いすユーザーさんには入りやすくなりますか?」
「災害時には道がフラットではないから、想定時間より避難に時間がかかるのでは?」
「ヘルパーさんに質問で、実際、この介助は嫌だな。苦手だなということはある?」
など、様ざまな質問があがってきていました。
結論として、お互いを理解し、全ての人がよりよい生活を送ることや町づくりをするには、
「建設的な対話が重要」ということを受講者の皆さまにご理解いただけたことかと思います。
大変よい時間を過ごすことができました!
講座は、中日新聞でも紹介していただきました!!